本日は身体拘束廃止委員会による勉強会を開催しました。
テーマは「高齢者と健常者の違いについて体験を通して学ぶ」です。
参加した職員には右側が麻痺で動かない設定で、左手と左足だけで車椅子を自走してもらいました。
介護施設で働いていても、この様な機会は少なく、数年働いている職員でも初めて経験する職員もおり、貴重な経験となりました。
車椅子を自走した後は、車椅子からトイレに移る動作を行いました。
こちらも片腕、片足で立ち上がることの大変さ、怖さを経験することができました。
また、トイレの向きによっては移りやすさも違う為、使用するトイレの向きにも気をつけなければなりません。
今回体験して思ったこととして、車椅子自走については思った通り進まなかった、腕が疲れた、真っ直ぐ進めなかったなどの感想がありました。車椅子でのトイレ使用については、立ち上がる動作が大変だった、トイレの方向、向きによっては危険を感じたとの感想がありました。
今回体験した経験があれば、今後は今まで以上に高齢者に対し思いやりのある接し方ができるようになり、スピーチロック(言葉による行動の拘束)の防止に繋がります。
木場清里苑は創設してから身体拘束は行った件数は0件です。今後も0件を維持できるよう施設職員全体で協力していきます。