当苑では機械浴の入浴ですが、配慮が必要な場面がたくさん出てきます。
今週の虐待防止委員会では入浴後の着衣時の場面に焦点を絞り、職員にも同じ状況を体験してもらいました。
入浴時には当然ですが、衣類を脱いだ裸の状態なので羞恥心に配慮した注意が必要です。
入浴中は複数の職員が洗い場や脱衣所を行き来しています。その様な状況で体に何も掛けず、裸の状態で横になっていることを想定し、職員が数名周りを取り囲んでいる時、ベッド周りに誰もいない時の2パターンを交代で体験してもらいました。
その後、体を覆う大きなバスタオルを掛けます。
背中や臀部など、体の後ろ側に処置が必要な方は、横を向いた姿勢で待っていただく事があります。
ご本人様は目の前がベッド柵なので、天井を向いて待っていただいている時よりは羞恥心は軽いかもしれませんが、背部が全て見えている状態になっています。
横向きの方にも忘れずにタオルをお掛けして待ってていただくようにします。
お体にタオル等を掛けるだけではなく、廊下から脱衣場が見えないようにカーテンを引くことも大切な配慮です。
職員からは、このカーテンが引いてあるか無いかでかなり安心感が違うという意見がありました。
参加者からは「ベッドに横になっている時に、数名で近くに立っていられると落ち着かず、まして裸でいるのなら余計に落ち着かずに恥ずかしいと思う。」「裸で1人で横になっているのを想像すると、早く隠してほしい。職員の人はどこに行ったの?ととても不安になった」と感想が寄せられました。
職員が体験を通して実感することで、気持ちに寄り添った介護に繋げたいと思います。