毎日、ご自分の好きな塗り絵や創作をコツコツと続けられている方たちの作品がとても素敵なので、一部ご紹介させていただきますね。
ご自分で気に入った作品は、パーテーションや壁に貼っていつでも眺められるようにされています。とても繊細に塗り分けられていて、お写真を撮らせていただく時に気に入っているところや、どれくらいの時間がかかったかなどを楽しそうにお話しして下さり、作品を大事にされているのがとても伝わってきました。
中でもこちらの絵が一番のお気に入りのとの事でした。着物の柄や帯がとてもきれいに色付けされているのは勿論ですが、目の周りにうっすらと桃色が入れられていて、表情の憂いさをより引き出しているように思います。
作品のほかにも、思い出の写真などを飾り付けていらっしゃる方もいます。
鮮やかな花火の色や、鯉のぼりのうろこの繊細な塗り分け、細かい図柄も細かい部分までとても丁寧に表現されていますよね。「色の配色は、塗りながら考えていくんだよ」とお話ししてくださいました。
画用紙に折り紙や千代紙を貼り付けた作品たちですが、97歳の方が毎日コツコツと作り上げられたものです。色もデザインも独創的で、模様の様な、絵のような、不思議で魅力的な作品ですよね。折り紙のほかにも、押し花にした葉を作品の一部に取り入れたりもされていました。
デニムで作ったイワシです。布地の濃淡で見事にイワシの模様が浮かび上がっていますね。布地に厚みがあるので、立体感が出てとても躍動感があります。
こちらの作品は、植物を使ったものです。帽子はムカゴを薄く切って乾燥したもので、服は撫子の花で出来ているそうです。
帽子は同じくムカゴの実、服はガーベラを乾燥させた物だそうです。まつげも何とも繊細で、モミジの葉を少し切ったもので出来ていました。帽子の飾りにも同じモミジの葉を使っていて、葉っぱ1枚も無駄にせず大事に大事に作られたのが伝わってきました。
また新しい作品が出来たらご紹介させていただきますね。